パンダコパンダ

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イントロダクション

パンダコパンダ場面写
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―東京の郊外の美しい田園のひろがる街。
お城のように素敵な小さなお家に、素敵な少女ミミ子が、おばあちゃんと暮らしています。
ある日、この二人の家族にパンダの親子が仲間入りします。
それが、パンダコパンダです。
ミミ子はコパンダにとってのママ、パパンダはミミ子にとってのパパになり、おかしな、そしてゆかいな物語がこうして始まっていくことに―

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パンダコパンダとは

パンダコパンダ場面写
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上野動物園に2匹のパンダが来園し日本中パンダブームを巻き起こした1972年。
この年に演出:高畑勲、原案・脚本・画面設定:宮崎駿がコンビを組み制作、公開されたのが名作アニメーション映画『パンダコパンダ』です。
後の高畑・宮崎作品の源流とも言われ、今もなお愛され続ける名作ファンタジーです。

作者のことば

演出:高畑勲

これは、二十年以上もまえにつくった映画だけれど、いまもぼくたちにとってたいへん大切な作品だと考えています。それは、このあとにしたいろんな仕事のおおもとになった映画だからです。
ぼくたち、というのは、この映画を作ったなかまのことです。
みんなまだ若くて、気持ちがかよいあっていて、やる気もじゅうぶんで、おもしろい映画を作ろうとはりきっていたなかまでした。みなさんにもいいなかまができるといいですね。

この映画は、こんなことがあったら、こんなことに出あえたら、つまりこんなお客さんが来たらどんなにいいだろうな、ワクワクするだろうな、とぼくたちじしんが思ったことを、できるだけほんとうにあったようなかんじに作ろうとしたものです。そうすればきっとみなさんにもワクワクしてもらえると考えたからです。
ところで、遠足に行って、とつぜんのにわか雨でさんざんな目にあったことはありませんか。
からっと晴れた日のたのしい遠足ももちろんステキだけれど、どしゃぶりのなかを走ってびしょぬれ、泥だらけになった遠足だっておもしろいんですよ。お客さんといっても人だけじゃないんです。
いつもとおなじでないことならなんでもお客さんです。ちょっとふうがわりだったり、ちょっとイヤなかんじだったりしても、ほんとうはそのなかに、とってもいいことやおもしろいことがかくされているかもしれません。がっかりしたり、かなしかったり、つらいおもいをしたりすることでさえ、心いっぱいにうけとめれば、きっとあとで、いいお客さんだったことがわかります。

パパンダさんやパンちゃんやトラちゃんや、すみきったおおみずやサーカス団ははじめからステキなお客さんですから、だれも見のがすはずはありませんね。
でも、どうか、じぶんのみのまわりでおこる、なんでもないような小さなことにも、いきいきと眼を光らせて、なんでもワクワク楽しんじゃおうという気持ちを忘れないでくださいね。
そして、いつものくらしのなかにひょっこりやって来るお客さんをついやりすごして、ステキなおつきあいをせずにすましてしまったりしないようにこころがけてくださいね。
【『ジス・イズ アニメーション パンダコパンダ』(小学館・1994年)において、子どもたちに向けて贈られたコメントより】

パンダコパンダ場面写
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